2011年11月16日水曜日

(S25号)『日本のマスコミの及び腰を何とする!』

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CNNニュースのオフィシャル・サイトを開けると、ときどき、(おそらくは広告欄だとは思うのだが)、面白い呼びかけを目にする。
それは、今月1日に中国政府から「脱税容疑」で「別件追訴」され、総額約1億8千万円を追徴課税された、美術家のアイ・ウェイウェイ氏に対する支援金の呼びかけである。
このニュースは、日本国内ではほどんど報道されていないが、(わずかに毎日新聞の一記者が多少フォローして、ベタ記事が出ている程度)、
欧米では、この2週間あまり、大きな事件として扱われている。
CNNに到っては、自らのオフィシャル・サイトのトップページに、「支援の呼びかけ」を掲載しているくらいだ。


アイ・ウェイウェイ氏は、北京五輪のメイン・スタジアム「バードネット」の共同設計者として有名だが、それ以前から、世界的美術家として、すでに名を馳せていた。
2008年の四川大地震での
「倒壊小学校の犠牲児童の調査・責任追及」や、
(あまり表には出ていないが)
「警官の暴行による被害者の調査」
などで、当局に目をつけられて、今年4月、香港へ行く途中の北京空港で拘束され、何と
"脱税容疑"
で取り調べを受けているのである。
それにしても、日本のマスコミの、この
"徹底した無視ぶり"
は、何なのか。(あとはわずかに、産経新聞が香港紙の報道を引用した程度。)

ちなみに、今年4月の拘束については、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス政府が、直後に中国政府を非難し、
「アイ・ウェイウェイ氏の即時釈放」
を求めた。


日本のマスコミは、そんなに中国政府が恐いのか。それとも、弱みでも握られているのか。
1億8千万円の支払い期限は今日(11/16)だが、よもや滞納を理由に、いきなり「再投獄」はしないだろうが、(出来レースの「追徴取消し提訴」あたりから始まるのだろうが)、
それにしても、この程度の"公平な報道"も出来ないようなら、もはや、「社会の木鐸(ぼくたく)」としては、"完全失格"と言わざるを得ないだろう。

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