2011年12月31日土曜日

(S28号)『アメリカ民主党という政党と、米大統領選挙の観方』





 すでに、激動の2012年は始まっている。
北朝鮮情勢しかり、片やアメリカも、新年早々の1/3には、トップを切って、アイオワ州が共和党の大統領予備選挙を実施し、
1月中だけでも、ニューハンプシャー州、サウスカロライナ州と続いて、1/31には、大票田のフロリダ州が予備選を実施して、前回(2008年)同様、3/6のスーパー・チューズデイ(一斉予備選の日)前にも、候補者選びの大勢が決しそうな勢いだ。

ここに来て、最近開示されたいくつかの御法話の中で、
「聴くべき点」
として、いくつかの新しい視点が出てきているので、おそらくスタートダッシュが速いであろう「アメリカ大統領選挙」絡みの話をしておきたいと思う。
初めは、「アメリカの民主党」という政党についてである。


  「ハッピーサイエンスの政治思想は、デモクラティック」だ



 当初、あまりにもリベラル(左翼的)なオバマ大統領が登場して、ハッピーサイエンスの中で、アメリカ民主党全体のイメージが、極端に悪くなってしまったが、物事というのは、大きな時間軸の中で大局的に観ることも必要である。
その根拠となる総裁発言を一つ提示しておきたい。
『奇跡の法』(「繁栄への道)の中に出てくる次の一節である。

「幸福の科学を政治思想的に捉えるならば、アメリカでいうと、"デモクラティック"でしょう」

これは、政治思想を学んでいる者にとっては、大変"意味深な"(公案のような)ひと言だろう。
もちろん、"デモクラッツ"(民主党)と言っているわけではないので、民主党そのものではないのだが、英語の語感を知っている者にとっては、「結構民主党的匂いがするな」と感じることだろう。
(実際、この「デモクラティック」を英訳するときに、"Democratic"と大文字で始めたら、本当に「民主党的」という意味になってしまう(笑)。)


 ここで総裁がおっしゃっていることは、
「リベラル(左翼的)な民主志向は困るが、デモクラティック(建設的)な民主志向は、幸福の科学の中心思想と同じである」
ということなのである。
総裁ご推奨のハンナ・アーレントの言葉を借りれば、
「フランス革命的(破壊的)な民主志向には反対だが、アメリカ革命(独立革命)的な民主志向は、幸福の科学の考え方と軌を一にする」
ということでもある。

 これを頭に入れておくと、最近、御法話の中でしばしば指摘されている、
「オバマが変わってきた」
(合衆国大統領らしくなってきた)
という御言葉の意味が、よくわかるのである。
当初は、かなり野党的(組合的、被害者的、怨念型?)色彩の強かったオバマも、この3年間を通じて、総裁の言葉を借りれば、
「段々、戦争に強くなってきて、一つひとつ相手を片付けてきた。」
(ついでに、金正恩も片付ける?!
「体制に嫉妬し、破壊する」側からシフトしてきて、
「最終責任者としての、(i.e.体制側の)自覚が出てきた」
ということなのだろう。

つまり、「米民主党が問題だった」のではなくて、
「当初のオバマに引きづられて、米民主党が、本来の"デモクラティック"な立ち位置から、"リベラル"の方に軸足がずれていた」
ことが問題だったのである。
その証拠に、光の天使であるJ.F.ケネディもF.D.ルーズベルトも、民主党の大統領である。

米民主党が、言葉本来の意味での「デモクラティック」なスタンスに復帰してくれれば、ハッピー・サイエンスとは、思想信条が重なってくるのだ。
だから、単純な形式論(二分論、善悪論)で、物事を分類しない方がよい。本質を見誤ってしまうからである。
(断っておくが、これは、「オバマを支持せよ」と言っているのではない。物事がそんなに単純で柔(ヤワ)でないことくらい、百も承知している。但、後述するように、米共和党に対しても「別の意味で複眼思考をしないといけない面がある」ので、この点に言及しているのである。)



       2012年は、動きが速い!機を逸するな



「アメリカは、ドラエモンに出てくる"ジャイアン"のような国だ」
とは、総裁から何度も出ているコメントである。
このアメリカの"ジャイアン性"を、ある意味で象徴しているのが、共和党という政党だろう。
ジャイアンという生き物は、しっかりした導き手がいる時はよいが(ボディーガードとして)、
そうでないときには(ex.頭脳部分がおかしくなったときなど)、「殴る相手を間違えたりする」ことが、歴史上ままあるので、その点は知っておいた方がよい。
特に、宗教という立場で見たときには、米共和党には、様々な宗派が流れ込んでいる。
その中には、新興の宗教もあれば、かなり原理主義的な(i.e.新しい教えを排除しにかかるような)ガチガチのキリスト教保守派も、中にはいる。
「新しい思想(宗教)を啓蒙しようとしている」者としては、その事実は知っておく必要があるだろう。
(これも勿論、「だから共和党は駄目だ」と言っているのではない。要は、民主党だろうが共和党だろうが、「人物による」(内容で判定せよ)ということを言いたいのだ。)

 正月三が日(1/3)には、早速、初戦のゴングが鳴る。次々と予備選をたたみかけていって、1月末のフロリダ予備選あたりで、少なくとも、「共和党候補者の大勢は決してしまう」
可能性が、かなり出てきた。

このスピード感は、日本のニュースしか観ていない人にはわからないだろう。
言いたいことがあるなら、さっさと言わないと、あっという間に、「気の抜けたサイダー」になってしまう可能性がある。

要は、
「先の見通しが立つかどうか」
ということだけなのだろうから、
その点に関して言えば、アメリカは、さすがに民主主義の大国だけあって、多士済々(たしさいさい)で、人材が豊富である。共和党にも、民主党にも、まだまだ玉(タマ、候補者)はいる。
心配することはない。真実を啓蒙することが大切だ。(以上)





2011年12月23日金曜日

(S27号) 『英語版ヘラトリ"I Killed My Father by Injection"(父を注射で殺した)のお知らせ』

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すでにご案内の方も多いと思いますが、12/22、The Liberty Webのサイト
http://www.the-liberty.com/ ) に、
『父を注射で殺した~独占スクープ・金正恩守護霊インタビューで真相を語る~』
が緊急掲載されました。
すでに、同名の「ザ・リバティ号外チラシ」も、出回り始めているかと思います。
本内容は、極めて緊急性が高いですが、その内容は、日本国内もさることながら、特に、アメリカを中心とした諸外国において、いち早く知らされなければならない内容です。
今回は特に、その緊急性にかんがみ、「リバティ・ウェブ」と「号外チラシ」の内容をベースとして、下記アドレスの「ヘラトリ・トピックス英語版サイト」において、企画記事、

"I Killed My Father by Injection"

を掲載いたしました。
掲載サイトのアドレスは、

http://heratri-topics.blogspot.com/

です。
(同企画記事の内容の趣旨は、「リバティ・ウェブ」の記事と「号外チラシ」をご覧いただければ御理解いただけるため、ここには抄訳を掲載いたしませんでした。)
ぜひ、この英文記事をご覧いただきますと共に、この英語版サイトの記事を多くの方にご紹介いただけますよう、心よりお願い申し上げます

2011年12月18日日曜日

(第34号)『野田さんにいつ、辞めてもらうか』

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大川隆法総裁の御法話(幸福実現党党首との公開対談)、
『国家社会主義への警鐘』
が、12/15に全国の幸福の科学の支部・精舎で開示(公開)された。
今回の公開対談の趣旨は、
「本来は、12/6に全国全世界三千五百か所以上に中継された総裁の講演において、本来は触れたかった内容ではあるが、世界中に視聴者がいたため、日本ローカルの話をするわけにもいくまい」
という判断で、当日は触れられなかったものを、後日収録したものである。
その意味では本来、あまねく広く、多くの方に知っていただくべき内容を含んでいると見てよいだろう。
その中で、総裁は、ズバリはっきりとおっしゃった。

「(野田首相には、極めて問題が多いことがわかってきたので)
いつ退陣してもらうか、はっきりと目標設定をして、そのタイムリミットに向けて、どう動いていくか、考えるべきときだろう」と。

「どじょうのフリをして、とてもしたたかで、意外と悪人かも」、
「保守の仮面をかぶった左翼(国家社会主義者)は、結構あぶない」、
「何かが彼のまわりに忍び寄っている。意外に恐いものが近寄っているように感じる」ともおっしゃった。

国家社会主義者とは、難しい言葉に聞こえるかもしれないが、平たく言えば、例えば、
ヒトラー、(或いはスターリン)、また最近の幸福の科学のリーディングによれば、
「日本の近代化(明治維新・大化の改新)によって、ムラ社会の権力の座から放逐され、
恨みを持って死んで地獄に堕ち、日本を衰退の道(縄文弥生時代?)に引きずり降ろそうとしている霊的(悪魔的)存在」
と言ってよいだろう。
今朝(12/17)も、朝刊を読んで唖然(あぜん)としたが、
一面には「相続税増税」、
二面には「富裕層への所得税増税」と、
まるで「坂の上の雲」を憎むように、嫉妬にかられた?増税案が相次いているが、
その割には、
「史上空前の赤字(財務省いわく)を出した国家公務員が、冬のボーナスで4%増」
と、民間企業なら、お客様から張り倒されることを平気でやっておきながら、その意味に気がつかない無神経ぶりである。
(これを政治プロセスに置き換えると、"選挙で張り倒される"ことを意味しているのだが、財務省に籠落(ろうらく)された野田首相は、自分のやっていることの意味が、よくわからないようである。)



                          「どじょうは、いつまでに、料理するのだ?」



「金持ち嫉妬型の増税案」がゾロゾロ出てきているが、首相の恩師である松下幸之助翁は、1930年の大不況のとき、部下から、
「大変な時期なので、倹約に努めてください」と言われて、
「何をいうか!
こういうときこそ、お金を持っている人がお金を使わなかったら、
国そのものが沈没するぞ!」
と一喝して、個人としては乗りもしない外車まで、わざわざ購入したという。
これが、経済の本質なのだ。
そして、これこそが、
「不況脱出の決め手」
なのだ。経済学を少しマトモに勉強するか、実体経済を知っている人なら、
「お金を持っている人に、機嫌良く(おだててでも)お金を使ってもらう」
ことこそ、景気回復の(唯一の)切り札であることを知っているだろう。
お金持ちがお金を使ってくれるからこそ、我が社の製品が売れて、あなたのボーナスも上がるのである。
それを嫉妬にかられて、お金持ちに増税をかけたら、
「実は、あなたの会社の売れ行きがもっと落ちて、あなたのボーナスは、なくなってしまうのだ」
という、こんな単純な経済のイロハまで、一国の総理大臣にレクチャーしなければならないとは、情けないかぎりである。

「どじょうは、いつまでに料理するのだ?」
と、総裁は繰り返しおっしゃった。
12/6の大講演会の前夜、東大法学部時代の同級生で、今、財務省の幹部を張っている人達が、繰り返し総裁の枕もとに立って、
「お願いだから、明日の講演会で増税批判をしないでほしい」
と懇願したそうである。
私も、あらかた存じ上げている方々だが、彼らを含め、その本心は、
「国民の個人金融資産1500兆円のうち、1000兆円ほどが国債になっているとして、残りの500兆円については、財務省の借金(国債)ではなく、税金で召し上げてしまいたい」
(返さなくてもいいので)
ということらしいので、もしそれが事実であれば、
その反作用は大きなものになるだろう。
よく、「国民一人当たりの借金は○○円」という言い方がされるけれども、
繰り返し言うが、借金をしているのは、国民ではない。政府である。
国民は政府にお金を貸し付けているだけである。
だから、普通の会社と同じで、
「デキ(経営)が悪ければ、株主権(選挙権)を行使して、経営者をクビにして、リストラ・再建に入る」
までのことである。
この経済原理においては、ドラッカーも指摘するとおり、
「営利事業(株式会社)であろうと、非営利事業(政府)であろうと、まったく変わりはない。」
ハッピーサイエンスの霊的洞察によって、
「菅前首相の心象風景(持っていきたい未来の姿)が、終戦直後の焼け野原」
であることはわかったが、実は野田首相の心象風景も、
「先般国王が来日された、ブータン並みの生活水準」
であることが判明した。
果たしてそういう未来を国民が受け入れるか否か、冷静に考えてみるとよいだろう。
すでにカンの良い政治家は、与野党を問わず動き出したようであるが、我々としても、
「日本貧乏化政策」
にしか興味のない首相には、早くも引導を渡す時期が来たようである。

2011年12月4日日曜日

(第33号)『悩乱する中国の経済政策と、信頼を回復する日本経済の底力』

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「世の中の真実の姿というのは、日本の新聞を読んでいるとわからない」
という現実を、何度でも強調しなければならないというのは、残念なかぎりですが、
しかし、世の中を正しい方向へ啓蒙していくためには、その事実を繰り返し指摘しなければならないのも、また必要な仕事です。
今回は、12/1にそれぞれ掲載された、英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙と米ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙の記事を"とっかかり"として、それを明らかにしてみましょう。



                    中国経済の急速な落ち込みとGDPのニセ報告


同日付けのFT紙は、日本の新聞同様、
「中国政府が、預金準備率の引き下げ(つまり金融緩和)によって、景気刺激策に乗り出した」
と報じましたが、そのあと、日本の新聞には見られなかった「詳細な分析」を展開しました。
確かに、つい最近まで、中国政府は、「物価の抑制」の方に重点を置いていたのは確かで、7月には年率6.5%という物価上昇率をつけ、(しかも中国人が一番好む豚肉が都市部では数十%アップとなって)、
バブルによる家賃の高騰(こうとう)と相まって、庶民の怒りは"爆発寸前"まで来ていましたから、物価の抑制を最優先していたのは、無理なからぬところです。
ところが、ここにきて急に、「来年いっぱいは無いだろう」と思われていた「金融緩和」が突然打ち出された背景には、
「予想以上に景気が落ち込むかもしれない」
という"恐怖"があったというのです。
表面的には、中国の経済成長率は、年率で0.4%(今年第2四半期→第3四半期)しか減速しておりませんが、英国系銀行のエコノミストらは、
「来年前半にかけて、2%から3%落ち込む」
と見ており、それは、
「発電量、貨物輸送量等、別の実態指標を見ていればわかる」
というのです。
確かに、この記事の中ですら、
「中国のGDP(国内総生産)統計は当てにならない」
と、過去の事例にさかのぼって指摘していますが、以前ウィキリークスによって暴露された「中国副首相と在北京アメリカ大使の夕食会の内容」に関する機密の公電によると、
「その副首相自身が、自国のGDP統計を信用しておらず、自分が地方政府のトップをしていたときには、とにかく下から上げてくる統計が当てにならないので、
自分としては「電力消費量」や「貨物輸送量」という実体面の数字を見て判断していた」
と"告白"していましたから、推して知るべしです。
しかし、ここから分かることは、
「景気は悪くなるのに、物価は簡単には下がらない」
という、かつて日本経済も高度成長の末期に経験した、まさに「末期的症状」に、今や中国も嵌って(はまって)いる、ということです。
そして、当時の日本政府が悩乱していたのと同じように、
「どうしたら良いかわからなくて、中国政府も悩乱している」姿が、
手に取るようにわかります。



                                最も魅力的な投資先は"日本"


 ところで、同日付けのWSJ紙は、日本通コラムニストのマイケル・オースリンを起用して、「日本経済のファンダメンタルズ(基礎力)の強さ」を強調する論文を、オピニオン欄に掲載しました。その部分をざっくりまとめると、
「ヨーロッパが内部崩壊の危機に瀕し、アメリカ経済が減速の一途をたどり、中国の経済成長にも懸念が強まっている中で、日本経済が、緩慢ながら成長を続けていることは、日本の総合的安定力を示している」
「今の縮み上がった外為市場の下では、日本の円が、いかに「資産の逃避先」として頼られているか、考えるべきだ。日本経済が、この20年間、無価値のごとく扱われてきたのは、完全に間違った考え方である」
「日本は、引き続き、鉄鋼生産で世界第2位であり、世界の自動車メーカートップ10社のうち4社が日本企業であり、
不良債権を10年で処理した後は、「単純な大規模生産拠点からグローバルに繋がるサプライチェーン(中核技術・機材の供給者)の中軸へと経済の転換に成功し、
中国が低価格品の生産・組み立て・輸出で主導権を握るなか、その陰で着実な進化を遂げて変貌しつつあることに、多くの人は、まだ気がついていない」
「最近、カナダの「フィナンシャル・ポスト」紙が指摘したように、多くの日本企業は、グローバル経済で生き残れるだけでなく、極めて魅力的な投資対象である。
キャノン、ホンダ、武田薬品は、90年以降、株価上昇率が優に100%を超える時期があり、かの著名投資家ウォーレン・バフェット氏も最近初めて来日して、日本企業への数十億ドル規模の投資を考えている旨表明した。
ニューヨーク証券取引所での調査によると、ここでの上場企業の社長(CEO)371人中、4分の1以上が、「日本が、今後の自社の成長にとって、欠かせない存在であり、極めて重要」
と回答している」
そして、ポイントはここからですが、
「問題は、政治の惰性と誤った政策(のみ)であり、これが日本経済を悪化させているのだ。中国経済の成長速度が落ちてきた今、日本政府は、自らの持つ責任について、重大な転換点を迎えている。なぜなら、日本経済の成否は、アジアと世界に大きな影響を及ぼすからだ」
「もちろん、日本企業のトップ達にも責任はある。いまだに彼らは自由化に抵抗しているし、
「文化の違いから、大企業でさえ、未だに外国人幹部の登用に躊躇(ちゅうちょ)している」というのは、彼らの規模、事業展開の広がりから見て、信じ難いほどの"非常識"ではある」
「国全体が内向きになり、海外で学ぶ日本人留学生の数が急減したことも、懸念材料ではある」
しかし、これらの課題を克服し、自らの実力を客観的に(過不足なく)評価すれば、大きなチャンスと未来が待っている、ということですね。
"大いなる将来ビジョン"を持って、頑張りましょう!

2011年12月1日木曜日

(第32号)『空気の吸える火星』




「事態の進展があった時点で記事にしよう」
 と、一か月近くも様子を見ていた件があるのですが、膠着(こうちゃく)状態に入ったみたいなので、このあたりで見切って、記事を一本書くことにします。
  それは何かと言いますと、11/9にロシアが打ち上げた、
 「火星の衛星フォボスを探査するための火星探査機"フォボス・グルント"」
 が、打ち上げ早々、エンジントラブルに陥り、予定の軌道に乗れず、「地上に墜落確実」ということで、一時大騒ぎとなり、その後23日に同機から応答があったとして、「挽回に入れるか」と思いきや、再び音信不通となって、現在位置も知れず、今では火星探査が絶望視されています。
  かたや、過去最大の火星探査車「キュリオシティ」を搭載したアメリカの火星探査用「アトラス5ロケット」は、打ち上げ予定日をわざわざ一日ずらして、(当初ロシアの「フォボス・グルント」の地上墜落予想日と言われた)27日(日本時間)に、無事打ち上げに成功して、現在順調に火星に向っています。
  この話、20世紀末に集中的に打ち上げられたアメリカの火星探査機に先駆けて、旧ソ連が1980年代に推進した火星探査『フォボス計画』が、打ち上げた人工衛星がことごとく不可解な事故に見舞われることよって、完全失敗した経緯を知っている人にとっては、
 「ぞっとするような怪しさ」
 を思い起こさせるのに十分な出来事だったでしょう。



                        探査衛星が撮影した巨大葉巻型UFO



火星の衛星「フォボス」は、直径に当たる部分が20kmほどで、火星を回る公転軌道が、いわゆる「人工衛星の静止軌道」の内側になるため、1日に火星を3周できることから、
 「火星観測には絶好の拠点」
 (火星を丸裸にできる)
 とされました。
 (「これが宇○人とア××カの逆鱗(げきりん)に触れた」という説が、今でもロシアでは根強いです。)
 そのため、旧ソ連は「フォボス計画」を推進し、1988年に衛星フォボスを目指して、「フォボス1号」、「フォボス2号」を相次いで打ち上げました。
 ところが、フォボス1号は、打ち上げ2か月後に突然、「通信が途絶」し、行方不明となりました。フォボス2号は、翌年火星の周回軌道に入り、その後衛星フォボスに向ったものの、こちらもフォボスを目前にしてプツリと交信が途絶え、ソ連宇宙局は、
 「フォボス2号が消滅した」
 と発表、その後、「きりもみ状態となって地上に落下した」ことが判明し、これをもって事実上、旧ソ連の「フォボス計画」は幕が下ろされました。(今年の11月に復活するまでは。)
 
 問題は、ここからです。
 その直後に、フォボス計画に携わっていた科学者が、ソ連のテレビ番組に出演し、
 フォボス2号が消失直前に撮影したとされる"巨大飛行物体の影"を見せて、
 「これが未確認飛行物体(UFO)の影である」
 と発表したものですから、大騒ぎとなりました。
 (科学者としては、「"墜落"は自分達のせいではない」と言いたかったのでしょう。)
 後日、この"影"は、フォボス2号自身のものであることが確認されましたが、それにしても、科学者が、その程度のことが予め(あらかじめ)分からないはずもなく、その後ほどなく、「真実」が告発されることになりました。
 最初はソ連の科学者達によって、次いで1991年に旧ソ連の元宇宙飛行士がアメリカのサンフランシスコで開いた記者会見の中で、
 「フォボス2号が撮影した別の写真を公表し、そこには推定数キロメートルにおよぶ"巨大葉巻型UFO"が写っていた」
 のです。



                           火星の地表は、 エベレストの頂上と 同じ



もともと衛星フォボス自身が、「人工建造物」であるとの説は、昔から根強くありました。早くも1958年には、ロシア人宇宙物理学者シクロフスキーが、「フォボスは薄い金属板構造をしている」と唱え、
 米アイゼンハワー大統領の科学顧問を務めたシンガーも、1960年の"Astronautics"誌上で同様の主張を展開しました。
  また、フォボス2号が"消滅"した1989年には、イギリスのテレビ番組が「フォボス2号が撮影したとされる、火星地表の"高解像度映像"を公開する」というスクープを報道したのですが、そこには、
 「整然と碁盤の目の様になった直線が何本も走り、明らかに人口構造物と思われるもの」
 が映し出されていました。
  今回行方不明になったロシアのロケットには、23年ぶりに衛星フォボスを目指すロシアの「フォボス・グルント」のほかに、中国初の火星探査機「蛍火1号」も搭載されていました。
 これらがもろとも、宇宙の藻屑(もくず)と消えたとすれば、「一定の疑いの目を向けられる」のはやむを得ないところでしょう。

今回特に強調したいのは、以下の点です。
 幸福の科学大学に提出した論文『反重力を生み出す三つの原理』の中でも採り上げた東北大学の故早坂秀雄教授は、1989年にアメリカ物理学会誌「フィジカル・レビュー」に、
 「ジャイロスコープを使って反重力を発生させるのに成功した実験」
 を発表して、当時世界中に大反響を呼びましたが、その早坂教授の弟子筋に杉山敏樹氏という、やはり東北大出身の科学者がいます。その方が、1997年にアメリカの火星探査機マーズパスファインダーが火星に着陸したとき、そのデータを解析して、非常に奇妙なことを発見したのです。

  それによると、公開されている着陸船の寸法、重量などを元に、同氏が「火星の大気突入シミュレーション」を、コンピュータ計算によって開発したのだそうですが、
 それに基づいてシミュレーションした計算結果と、やはり同じく公開されている「実際の着陸船の減速グラフ」とを比較したところ、どうしても両者の数字が一致せず、何度計算しても、着陸船は「地表に激突してしまった」のだそうです。
 これは、一般公開されている「火星の大気は、地球の地表大気の約百分の一である」というデータに基づいて計算したからですが、それでは埒(らち)が明かないので、インプットする大気密度を段々上げていったところ、
 「約30倍のところで、実際の減速グラフと一致した」
 のだそうです。
 この"30倍"という数字は、ちょうどエベレストの頂上の大気密度に当たります。エベレストの頂上では、酸素ボンベを使わなくても呼吸ができることは、何人もの人が実際にやってみせて証明していますので、計算結果が正しければ、火星の地表でも、人間は呼吸できることになります。
 
 それ以外にも、細かな理論的説明は省略しますが、
 「昼間は青くなければいけない空が、赤色になっている写真で発表」されたり、
 「それがおかしい」と指摘されたら、
 「突然、青色の空の写真が新聞発表された」まではよかったものの、
 インターネット上には、相変わらず全く同じカットの写真が、
 「鮮やかな紅色のままで掲載され続けていた」
 という"御笑い話"みたいなことがあって、ここまで来ると、
 「もういい加減にあきらめたら」
 と言いたくなってしまいますね。
 
どうやら火星には、生きていけるだけの"空気"がありそうです。
 「目指せ、火星を!」
 幸福の科学の「未来科学リーディング」に出てきた技術が、一部でも実用化されれば、とりあえずワープを使わなくても、アメリカの「アトラス5ロケット」が約200日かかる火星まで、私の計算によれば、早ければ3日、遅くても5日で到達できるはずです。