2012年6月16日土曜日

(第43号)『パラレルワールドをまたいでみよう!』



(本稿は、2012年6月15日北海道正心館七の日講話の内容をベースにして書かれたものです。)

最近、「パラレル・ワールド」という言葉が、SF小説の中ではもちろんのこと、最先端の理論物理学やハッピーサイエンスの各種「霊言」の中でも、かなりの頻度(ひんど)で登場する。
一番有名な例で、「霊言」の中にも一度ならず登場した"譬え(たとえ)"としては、
「先の第二次世界大戦で、ちょっとした手違いにより、ヒトラーのナチス・ドイツが勝ってしまい、現在は、ドイツの第三帝国が世界に君臨している」
という話があり、
「そういう「平行世界」(パラレル・ワールド)が、現在、我々が住んでいる世界(ヒトラーが負けた世界)と同時存在している」
というものである。

この"パラレル・ワールド"という概念は、SF小説には昔からよく登場するが、後述するように、最先端の理論物理学者の間では、
「"最も有力な学説の一つ"として、特に脚光をあびている」
というのが近年の特徴で、物理学者もよく"譬え"に用いる、この「ヒトラーが勝った世界」というのには、実はネタ元がある。
"パラレル・ワールドの古典"ともいうべき存在で、フィリップ・K・ディックが1962年に著した、
『高い城の男』
(ハヤカワSF文庫に邦訳あり)である。


たった一人の大統領の暗殺が…



その世界では、「F. ルーズベルトが、第二次大戦前に暗殺されてしまう」という想定外のことが起き、その結果、アメリカ合衆国は、

「『ニューディール政策を実施して、大不況から脱出する』ということが出来ず」(国力低下)、
「ヒトラーがヨーロッパで破竹の進撃を始めたときに、イギリスのチャーチルを助けて有効な手を打つことができず」、
「日本の連合艦隊に真珠湾を攻撃されたときも、空母部隊を湾外に待避させておくことができなかった」
ので、
「アメリカ太平洋艦隊は、空母部隊を含めて、開戦初日にほぼ全滅してしまった」
のである。
(実際、ルーズベルトが主導した長期の盗聴作戦により、「日本軍の真珠湾攻撃部隊の動きが筒抜けになっていた」ことは、今や歴史の通説であり、
攻撃予想日に合わせて空母を退避されたことにより、「日本がまんまと罠(ワナ)にかかった」ことを実証する文献は、今やところ狭しとあふれている。)


これにより、日本軍の南下を阻止するいかなる海軍力も、太平洋には居なくなってしまったので、日本は、
「フィリピンはおろか、オーストラリアまで、一気に占領してしまった」
と、パラレル・ワールドの歴史を描写する。

一方、ヨーロッパでは、(史実と違って)ナチス・ドイツはマルタ島の占領に成功し、その結果、英国のチャーチル首相は退陣を余儀なくされ、
「砂漠の狐(きつね)」と恐れられたドイツのロンメル将軍は、(最後は英米軍に敗れるのではなくて)英米軍を北アフリカ戦線から叩き出してしまい、また、ロシア派遣のドイツ軍は、スターリングランドの戦いでソ連軍を破り、
更に南下して、東進してきたロンメル軍と合流して、中東の油田地帯を押えて圧倒的優位に立ち、そこから英国領のインドの侵入して、イギリス軍を日本軍と挟み討ちにしてインドを制圧し、結局、1947年にアメリカはドイツ・日本に降伏したというのである。
アメリカ合衆国は三分割され、(東部/西部がそれぞれドイツ/日本の影響(占領)下、中部の1/3が狭義のアメリカ)、そのようになった「パラレル・ワールド」に住むアメリカ人の日常生活を描写するところから、物語は始まる。


どうやら中国軍を対馬海峡までは押し返した?


『高い城の男』が、他のパラレルワールド小説と違って面白い点は、物語の中に、更に発禁本となった小説が登場して、そこには「もう一つのパラレル・ワールド」が描かれていることで、その発禁本の内容が、まさに我々の住む世界(ヒトラーが負けた世界)の"歴史"だったのである。
主人公が発禁本の著者に向って、
「どうやってあなたは、その本を書いたの?」
と問うと、
「古代中国の『易経』(八卦の占い)で占ったとおりに書いていったら、こういう内容になったのだ」
と答える。さらに言葉を継いで、
「なせそれを私に教えたのかを『易経』に問うたら(占ったら)、「これが真実の歴史だったからだよ」と、『易経』から答えが返ってきたんだ」
と言うところで、物語が終わるのである。
何やら、とっても示唆的ではないか!

以前に一度触れたと思うが、
「今(2011年当時)の地球と同時進行している2080年のエササニ星から、2080年(未来)の地球(日本)を観たら、日本列島が中国軍に占領されているのが観えた」
という「霊言」があった。
あれから約1年たって、直近(2012年)の時点で「未来世透視」が試みられたところ、
「幸い中国軍の撃退には何とか成功して、日本の国の独立は保ったが、残念ながら韓国は占領されて、国が消滅した」
という未来が観えてきた。
(これが実は、ハッピーサイエンスが韓国民に対して、「過去の歴史の細かな事実関係に拘泥(こうでい)している場合ではない」と訴えている理由である。

両国が一致協力して中国の軍事的脅威に立ち向かわなければ、大韓民国の存亡が危ういのだ。「日本とケンカしている場合ではない」と、大局的観点から断言できる政治的指導者が出てこなければ、韓国は国家存亡の危機を迎えることを、まだ多くの韓国民は気がついていない。)
このように、我々の"思い"と"努力"によって、将来行き着く先の「パラレル・ワールド」は、時々刻々、移り変わっているようなのである。


以上、見てきたように、多次元宇宙を精神的・宗教的に探究している者にとっては、「パラレル・ワールド」という考え方は、極く自然で、一つの法則のように思える。
その意味で、冒頭ご紹介したように、
「最先端の理論物理学が、"パラレル・ワールド"の概念を、かなり有力な仮説として、理論体系の中に取り入れ始めている」
というのは、とても納得がいく話である。

巻末に参考書籍を二冊ほど紹介しておいたが、いずれ劣らぬ日米両国の第一級の物理学者が、その著者である。
専門的な説明は省く(はぶく)が、長らく物理学の世界では、
「原子の大きさの世界を表現する理論(量子論)を宇宙にまで拡大すると、その理論(量子論)のオーソドックスな解釈(コペンハーゲン解釈)が破綻(はたん)する」
という事実に悩まされてきた。

その矛盾を解決したのが「パラレル・ワールド」の概念で、この理論の提唱自身は1957年だったが、1990年代に入って、急速に支持する物理学者が増えた。

理論としては、「まだまだ」だと思うし、現在物理学の中で存在している「パラレル・ワールド」論でもって、ここまで縷々(るる)お話したことが説明し得るとは思っていないが、きっと、幸福の科学大学の卒業生が、将来、完成させてくれるものと信じている。
(理論的には、完成したら、タイム・マシンもワープ航法も、可能になるはずである。)


 論点が多方面にわたったが、要は、言いたかったことは、
「パラレル・ワールドを乗り換える(=未来を変える)ことは可能である」
ということである。
この切り口からも、「宗教(念いの世界)と未来科学の融合」は、生まれてくるはずである。
(と同時に、この論点は、現在好評発売中の『ネバダ州米軍基地「エリア51」の遠隔透視』の内容と密接に絡んでくる視点である。従って、再度、近日中に何らかの形で、本稿の続編を発信する予定なので(ヘラトリ誌上ではないかもしれないが)、乞うご期待!)[了]


『パラレルワールド』
(ミチオ・カク/NHK出版)
著者はニューヨーク市立大理論物理学教授

『宇宙に外側はあるか』
(松原隆彦/光文社)
著者は名古屋大素粒子宇宙起源研究機構・准教授

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