2012年11月2日金曜日

(第49号) 『なぜ、神の見えざる手は、品川を選んだのか』

 
 
 
 今、話題の書、


『山手線に新駅ができる本当の理由』
(市川宏雄/メディアファクトリー新書)


に、大変面白いことが書いてある。
著者の市川宏雄氏は、現・明治大学専門職大学院長で、都市政策の専門家であるのだが、
内容は、今年年初に新聞各紙で報道のあった、


「山手線で40年ぶりに新駅誕生!
品川-田町間に建設、
2020年に完成へ」


について、その構想が生み出す巨大な経済効果と
"日本経済起死回生の一策になる可能性"
について解説されたもので、最近の名著の一冊と言って良い。
(ちなみに、新駅の場所は、ハッピーサイエンスの東京正心館から徒歩1~2分の場所にある。)
 新駅及びそれに伴う品川開発の巨大な可能性として、
①すべての東海道新幹線が停車して、東京の表玄関となり、
②国際空港羽田に近く、
③2020年代に東京-名古屋間を40分(東京-大阪間を60分)で結ぶリニア新幹線の発着駅となり、
④海側に広大な開発用地(ウォーターフロント)があるので、ここに一大金融・ビジネスセンターを創り出すことができる、
ことを挙げている。
(ちなみに、品川-六本木/赤坂間を直通で結ぶ地下鉄構想と羽田-成田を15分で結ぶリニア新幹線構想が同時に持ち上がっている点を挙げて、その発展可能性は更に大きく増幅されることを指摘している。)
これらの開発の結果、


品川を中心として、東京及びその後背地の関東平野3,500万人口地域一帯が、巨大な国際ビジネス都市に変貌し、上海、シンガポールをあっさり抜いて、ニューヨークをも凌駕(りょうが)する世界最大の中心都市となる可能性があること、
これを起爆剤として、リニア新幹線が全国に整備されることになり、日本列島が丸ごと巨大都市化して、実は現在主唱されている「地方分権」とは全く逆の方向で、日本(東京及びその他の地方)の空前の繁栄がもたらされるであろうこと、


が示唆されているのである。




            巨大な神の手が、東京の重心を動かした




 これだけで十分魅力的な話なのだが、本書の結語は、もっと意味深(いみしん)で、奥の深い洞察によって、結ばれている。いわく、
「ここから先は、学者らしからぬ話になるので、そういう気分でお読みいただきたいのだが…」
「品川-田町間に山手線の新駅ができる本当の理由、それは、「神の手」と言えるような、不思議な都市の力学が働いたから、という風にも見えるのだ」
「東京の重心は、「時代の流れ」としか言えない理由で、浅草→日本橋→銀座…と動いてきた。
「それが、21世紀になって、降って湧いたように羽田空港の再国際化が決まり、リニアの起点も品川に決まったりと、どうも東京の重心が、品川近辺に下がってきているようなのだ」
「それはまるで、巨大な「神の手」が、東京の重心を動かしたかのように見えるのだ」
「もしかすると、時代が品川に、山手線新駅を求めたのかもしれない」
と。
そして著者は、
「この新駅を起点とした品川再開発が、東日本大震災を経験した日本に、再び力強い一歩を踏み出すための巨大なパワーを与えてくれるだろう。
いずれにせよ、その答えは8年後、2020年には出る」
と本書の結論を結ぶ。


 そう、野田貧乏神政権のしみったれた根性を吹き飛ばす巨大エネルギーが、品川と東京と日本にはあるのだ。その理由は、本ブログをお読みの読者にはおわかりだろう。
頑張ろうではないか!!!                          
 
(了)

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